船底及びキール

船底キール部分は、船体のモールドと一体成型で積層、建造される。
FRPのキール内部には鋳鉄製の小片が規定の重量流し込まれて、バラストキールとなる。
そして鋳鉄を注入した後、その上部は、FRPで2重(2層)にわたり、注意深く積層される。
大半のヨットは、鉛又は鋳鉄製のバラストを、数本のボルトナットでFRPの船体に接着する方法で建造される。
航行中、座礁(オンザロック)した場合、船体とバラストを結び付けているボルトナットの折損やシール部分が剥離し、バラストキールが取れたり、この部分から浸水が始まったりすることは、デイセイリングにおいてさえ、珍しいことではない。
キャリバーヨットのキールは、このような最悪の事故でも、キール折損の可能性はない。
また、万一座礁し、バラストFRPの一部が破損しても、キール上部に2重のフタをしているため、船内への海水浸入の可能性はほとんどない。

Double-Seal Integral KeelTM
船底及びキール

船底前部の特別強化

船底前部、ステム部分、キール前部分、FRPで約8層、特別強化の積層をしている。
夜間航行中、流木や海面ぎりぎりの大きな浮遊物に衝突したりすることは、それほど珍しくない。
また、不注意や海図の不備での座礁。こちらも可能性は少なくない。
キャリバーヨットは、船首船底部分とキール前部に特別強化(補強)の積層を施し、万一のアクシデントに対しても、通常のプロダクションヨットと比較し、はるかに頑丈に建造されている。

Reinforced Impact Zones
船底前部